梅雨や秋雨の時期は、雨が多く降ります。雨で心配なのが雨漏りです。特にマンションでの雨漏りは、一軒家と比べてトラブルになりやすい為、注意が必要です。そこで、マンションでの雨漏りの対処法について見ていきます。
マンションでの雨漏りの原因は大きく二つに分けられます。一つ目は、コンクリートなどの継ぎ目から浸水し、下階へ染み出る構造的な原因の場合と、防水材が劣化することで水が亀裂などにに因って起こる経年的な場合です。マンションの雨漏りは、判断が難しい傾向にあります。上層階からの「水漏れ」として扱われる可能性があるからです。
一文字違うだけですが、被害が出た際には、保険の対象になるかならないかの根拠となり得ますので、大きな違いが生じます。また、原因者の特定も難しくトラブルになりがちです。通常は共用部分として扱われている為に、分譲マンションでは管理組合が責任を負う場合がありますが、ケースバイケースなので、断定はできません。この線引きが非常に困難で、ご近所トラブルへ発展する最悪のパターンもあり、注意が必要です。
このようなトラブルを未然に防ぐためには、日ごろからのメンテナンスが重要です。定期的で計画的な修繕が行われているか、管理組合や不動産屋さんなどに確認してみましょう。また、ご近所付き合いを良くしておくなどの「人間関係のメンテナンス」もトラブル防止に効果的ですので、面倒くさがらずに実践してみると良いでしょう。