雨漏りが発生してしまったら、応急対策と再発防止対策のふたつの施工スタイルがあることを意識しておきましょう。梅雨の時期や台風の季節は、雨天が続くと屋根や外壁の修理が困難です。雨漏りを放置しておくと、内装や家具を傷めてしまいます。応急対策としての修理は、雨漏りしている箇所に防水テープを貼り付けて水滴の落下を停止させます。

濡れているとテープの効果がありませんので、雨がやんで水滴の落下が落ち着いた一瞬を狙います。あくまでも応急対策ですが、内装や家具を保護できます。防水テープは普段から購入しておくと安心です。再発防止対策は、工務店やリフォーム業者に連絡して修理してもらう方法です。

正確に雨漏りの原因を解明してもらえるかがポイントです。水滴が落下している場所の真上が原因とは限りません。屋根裏の柱や壁材を伝わって雨水が落下している場合もあります。正確な原因を解明できなければ、施工してもらっても修理の効果が発揮されません。

正確な原因が解明されれば、隙間を塞いでもらいます。簡単な方法はシーリング剤で隙間を埋めてもらう施工方法です。亀裂も穴も修理できるのがシーリング剤のメリットです。さらに再発防止効果を高めるには、必要に応じて屋根塗装と外壁塗装を実施します。

シーリング剤は紫外線で劣化しやすく、昼夜の温度差で反ってしまう場合もあります。塗装の塗膜は耐久性が備わっていますので、的確に塗装してもらえると、塗膜が亀裂や穴を塞いでくれます。