土地が限られている日本では、広い土地を保有することは難しくなってしまいます。都市部に行けばいくほど土地の購入価格も高くなりますので、広い土地を保有しにくくなってしまうのです。一戸建ての平屋を建てることは難しくなってしまいますので、二階建てや三階建ての一戸建てにして家の間取りを工夫していくようになります。一戸建てで二階や三階があるという事は、必ず階段が必要になります。
しかしこの階段もあまり広く取ってしまうと、部屋が狭くなってしまうことになるでしょう。だからと言ってもあまりにも狭い階段の場合は、荷物を持って移動するのも大変になりますので、最低限の幅を確保するようにしなくてはなりません。そして階段を作る際に気を付けておきたいのが、一段の高さです。この高さがあまりにも高いとなると、上がり下りが大変になってしまうようになります。
若いうちはそれで良かったとしても、高齢になれば二階に上がるだけでも大変だというのに、高さが高いようであればさらに二階に行くことがなくなってしまうことになるでしょう。ですので、いくら部屋を広く取りたいと言っても二階に上がるのが難しくなってしまうような設計は避けるようにしなくてはなりません。二階には毎日上がるようになります。洗濯物を干しに行ったり、子供部屋に上がったりしなくてはなりませんので、毎日使う場所だからこそ使いやすさを重視して作るようにしていかなくてはならないのです。