一戸建て住宅では木造や軽量鉄骨造が多くなりますが、耐震性能を高めるために免震工法を導入したいという人も多いはずです。免震工法は最先端の工法となりますが、大掛かりな免震装置が必要となるため導入費用が高額となる特徴を持ちます。一戸建て住宅用の免震工法は比較的安くできるようになってきましたが、それでも最低500万円以上の出費は見ておく必要があります。免震工法は複雑な構造をしていますが、簡単にいえば建物の揺れを大幅に抑えられる仕組みとなります。
震度7が震度4以下の揺れに抑えることが可能ですから、建物が揺れることで倒壊するのを防ぐ能力を持っています。免震工法は地盤と基礎を切り離し、間に積層ゴムやローラーを挟み込む仕組みが一般的です。現在では新しい仕組みが登場し低価格化が進んできていますが、それでも導入には高額な費用が必要だと言えます。木造の一戸建て住宅では震度7程度までは耐えることが可能ですが、建物は大丈夫でも室内の家具は大きく揺れますし倒れてしまうこともあります。
地震では倒れた家具の下敷きになって怪我をする場合が多いですから、安心感を得るためにも免震工法を導入するメリットはあると言えます。以前は大規模建築物に限られた工法でしたが、現在では一般住宅にも採用されるようになっています。低価格化が進めば導入しやすくなりますし、競争から新しいシステムを持った免震工法が登場することになるはずです。新築時には地震に強い免震工法を導入することで安心感が高まります。